「未来を担う商品開発のすすめ」~不況打開の道~
今日のデフレの時代に、莫大な「マーケット・シェア」を誇る一方、過剰な価格競争によって、その利益性は同業の中小企業よりもはるかに劣る大企業が多くあります。
じゃあいかにして、この時代を乗り切るか?ここに一つのヒントがあります。
「未来を担う商品開発のすすめ」
ドラッカーは、業界をリードしている会社の経営者は、市場に出している自社の製品やサービスを徹底的かつ継続して常に分析していると語っています。
そしてこういう経営者は、市場で優位性を獲得しそうな人気商品と、単なる経営者の自己満足であったり、ただの失敗商品にしかすぎないものかを判断できる人物であるとも言っています。
こういう経営者を一言で言いますと、市場の動向を直観的に膚で感じることができる経営者とも言えます。
さらに、これまで蓄積してきた資金と人材、システムという貴重な会社の資源を、、大きな利益をもたらす可能性のある限られた商品の開発のみに集中して割り当てていると指摘しています。
そしてその商品の生命線は、①信頼がおけること、②メンテナンスが簡単なこと、③スタイル・デザインの優れていること、④配送が速くて正確なことなどを顧客が認めてくれることなのです。
もう一つ価格について、ビジネスというものは、あくまでも製品の持つ本当の価値を第一義に考えるので、値打ちがあると認められたものはそれ相応のお金は出すものだとしています。
このように、変わり易い市場において確固たる地盤を築きつつも、今に満足せず、常に柔軟に商品開発に取り組んでいる中小企業のほうが、価格と数で市場を支配しようとする大企業より、よほど将来性があると言えるのではないでしょうか。
