Archive for 6月 18th, 2010

ドラッカーが考える「知識労働者のあり方」とは?

ドラッカー博士は知識労働者のあり方に注目しています。

知識労働者のあり方が、企業の成長や個人の仕事への充足感に大きく関与していると見ています。

ドラッカー博士の考える「知識労働者のあり方」について見ていきましょう。

「知識労働者のあり方とは?」

肉体労働者が動機づけに必要なものが賃金であることに対して、知識労働者のそれは、仕事で得られる成果であり何事かを成し遂げることを欲する労働者のことです。

その知識労働者のあり方として、「やっとできた!」とか「ぎりぎり間に合った!」などという行き当たりばったりの仕事のやり方は、知識労働では物の役に立たないと、厳しく突き放してます。

常に仕事への貢献度の向上を意識して、腕を磨くことを片時も忘れないでいるべきだと言ってます。

 

そしてもし知識労働者が、仕事において十分な成果が得られない場合には、働く意欲も、組織に貢献しようとする意欲もなくなり、定時から定時まで、与えられた作業をただ単に繰り返すだけのご都合主義者に成り下がってしまうことになります。

ということは、マネジメントする立場からいえば、その成果に対して、厳しい要求をすべきことを意味しますが、一方知識労働者のほうも自らの職務上の充足感、満足度に対して、常に高い意識をもつべきであるとドラッカーは述べています。

しかも知識労働者自身に正しい意思決定をさせるには、その仕事のやり方や成果について、よく知らせておくこと、また自身の知識と技能が、いかに企業全体に貢献しているかを解らせなければ、いずれはやる気が枯渇してくると注意を喚起しています。

したがって、知識労働者がいい業績をあげている組織では、どこでもトップが一定の規則的なスケジュールに従って、特に時間をさいて知識労働者たちとテーブルを囲み、寛いで話し合うことをしていると指摘しています。